脱 中年の危機

中年の危機、というものが存在するらしい。初めてこの言葉を知ったのは、かれこれ20年近く前。
ブルースリーの生涯を通じて彼が残した哲学、考え方、生き方について解説した本日だったと思います。

邦題は、「ブルース・リー ノーツ」でした。それまでのカレに関する本といえば、センセーショナルに人生を描いたものか、武術的な側面にフォーカたものがほとんどでした。そのなかで、この本は異色です。また、同時に武術家、映画俳優の枠を超えて多くの人に未だに影響を与え続けている理由の一部を垣間見た気になる本です。

その後半、リンダ夫人との人生で、愛情は、歳を取るごとに炭火のように深くなってゆく、という一文がありました。

それに対して解説者が、中年の危機を例に取って説明していました。内容は、あるがままに自分を受け入れることができないと、過ぎ去った日に対する悔恨や焦りで、暴走したり、あるいは無気力になってしまう。

というような内容だったと思います。

ブルース・リーの思想、武術体系にも一貫していますが、「水のごとくあれ」。

ネットや書籍には色々な説や説明が溢れています、

あくまで私見ですが、年齢、体力・容色の衰えあるがままに受け入れ、しなやかに自分らしく生きるようにらして周囲に左右されなければ、中年の危機は脱することができるんじゃないかな、と思います。

年齢的に、中年の危機まっただなか、の私が言うのもなんですが。

今日は、徒然と思い出したことを書いてしまいました。

いつも本の紹介ばかりのようですが、「ブルース・リー ノーツ」も書店にあったら手に取って見てくださいませ。

ではでは